今年もまた、盆踊りの季節がやってまいりました。それに先駆けて、7月27日、29日の両日にわたり、山口ホールにて、袖下踊りの伝習会が実施されました。伝習会には山口地域のたくさんの皆様の参加をいただき、大いに盛り上がった二日間となりました。
開催にあたり、山口町古文化保存会の菊本充秋会長は「山口町の袖下踊りは1400年前、孝徳天皇が有馬行幸の際、山口村に立ち寄られた時に、敬意を表すため、袖下踊りを披露したことに始まった、歴史と伝統のある踊りであります。また、昭和49年に西宮市の盆踊りで唯一の『無形文化財』に指定されました。
どうか皆様、誇りをもって袖下踊りを踊ってください。」(要旨)とご挨拶されました。また、長年にわたり袖下踊りを指導されてきた芦原房子さんは「袖下踊りをたくさんの人たちに踊ってほしいし、若い人たちにももっともっと踊ってほしいです。そして次の世代の指導員をつくって伝統を守っていきたいと思います」と仰っていました。会場では、各自治会より音頭を取っていただく皆様のご協力も得て、充実した伝習会になりました。
今年の夏はぜひ一度、山口町の袖下盆踊りをご覧ください。 ⇒盆踊りの日程