広大な墓地・白水峡
船坂の集落から有馬に向かい、約1kmほど進んだ所に蓬莱峡によく似た景観の白水峡があります。
この辺一帯は白い花崗岩の多い丘陵地で、近くには古くから伝わる民話「白滝姫の涙水」で有名な白水川が流れています。
昭和52(1977)年10月、この丘陵地は満池谷墓地や甲山墓地園の広さをしのぐ一番大きな西宮市営墓園「白水峡公園墓地」として生まれ変わりました。
山口町の南側に位置し、冬場でも日当たりが良く、山桜、ツツジ、モミジなど四季折々の豊かな自然にも恵まれ、墓参りに訪れる人たちに人気があります。
その昔、有馬温泉に向かう旅人が十八丁橋(白水峡墓園前バス停)まで来ると「あと十八丁(約2km)で有馬や」と喜んだ所は、今、大きく様変わりしました。
【宮っ子(山口版)山口異聞録より】