秋祭りには7基のだんじりが大集結
山口には、下山口(2)、上山口(2)、金仙寺、中野、名来の各地区が持つだんじりが7基あります。
そして、曳き始めや向きを変えるときには、必ず「ワッソーライ」「ソーレオシター」「ソーレヒイタ」などの大きな掛け声で力を合わせ、だんじりは進んでいきます。
公智神社の秋祭りは、毎年10月/体育の日の前日の日曜日に開催されます。
この日、各地区のだんじりは、概ね午後1時頃に地元を出発し、御旅所を目指して練り歩いて行きます。(だんじり運行コースは、各地区のだんじり紹介ページでご覧ください。)
御旅所で、7基のだんじりが神社の神輿をお迎えし、神事の後に還御する神輿にだんじりが続きます。
そしてたくさんの見物人が見守る中、3時ごろからだんじりが1基ずつ勇壮な宮入をして行きます。
すべてのだんじりの宮入が終わると、山口町古文化保存会神楽舞曲育成部会による「神楽(獅子舞)」が奉納されます。(午後4時ごろ)
【祭りの見どころ】
*****山口のだんじりメモ*****
・ 山口のだんじりが運行を開始した年代は、はっきりしない。しかし、残っている資料から、江戸時代の末期には下山口・上山口にはだんじりがあったことがわかっている。
・ 例祭(秋祭り)は、古くは10月16日に行われていた。
しかし、大祭日が平日の日にあたると,押し手や担ぎ手が不足するため、昭和51年から体育の日に行うことになった。
その後、「国民の祝日に関する法律」の改正にともない、平成12年から大祭は「10月第2月曜日(体育の日)の前日」に変更され今日に至っている。
・ 祭り当日の道中で叩く鉦や太鼓のリズムは、淡路地方から習ったと言われている。
・ だんじり運行の総指揮は、普通各自治会副会長が受け持ち、だんじりの四隅は力持ちの若い衆がついて舵取りをする。
・ だんじりの宮入りの順番は例年決まっている。
公智神社の宮本である下山口の大だんじりが一番手で、同地区の小だんじり、上山口地区の2台、金仙寺、中野、名来の順番。