山口ホールを拠点に活動している、市民ミュージカル劇団「希望」の新作オリジナルミュージカル『有間皇子物語』の公演が8月29日(金)~31日(日)開催されます。
詳しいチラシは⇒こちら
大化の改新(645年)に時の権力闘争の渦に巻き込まれる有間皇子、山口・有馬・難波・白浜を舞台に繰り広げられる壮大な古代ミュージカルファンタジー。
僅か19歳の生涯、それは悲劇かロマンか、今ミュージカルの中で解き明かされる。
(写真はクリックすると大きくなります)
オープニング「山口の里」のシーン |
◎『有間皇子物語』とは?
西暦645年、中大兄皇子と藤原鎌足が大化の改新といわれるクーデターを起こします。当時の孝徳天皇の唯一の皇子で、有馬で生まれその名から「有間」と命名された有間皇子は、次期天皇を狙う中大兄皇子らにとっては当然、邪魔な存在。中大兄皇子らによって、謀反の罪を着せられ、わずか19歳の若さで処刑された悲劇の皇子です。この歴史を劇団希望の主催者の高井良純さんが情感豊かなロマンのあるミュージカルに仕上げました(写真は和歌山県海南市の藤白神社とその近辺にて撮影)。
有間皇子 | 有間皇子神社 | 皇子処刑の地 藤白峠 | 有間皇子のお墓 |
◎山口町との関係
日本書紀に647年(大化3年)秋、孝徳天皇が右大臣、左大臣やお供の者多数を従えて、約3か月もの間有馬温泉に行幸された、という記述があります。その行在所が山口にあったといわれ、当時有間皇子は7歳だったそうです。公智神社のお旅所には「孝徳天皇行在所址」の石碑が建っています。
お旅所横「式内 公智神社」の碑 | 「孝徳天皇行在所址」の石碑 |
◎5/24~25日 劇団希望は友好都市文化交流公演として高知県梼原町の「ゆすはら座」という芝居小屋で
公演を行いました。24日は劇団希望は「黒田節」「おてもやん」、梼原町は1,100年の伝統ある
津野山神楽のうち「鯛釣り」を披露しあいました。2日目の25日は劇団希望は新作ミュージカル
「有間皇子物語」プロローグのシーンを中心に3部構成でミュージカル公演を行い、津野山神楽は
「山探し」などを披露されました。
5/24 西宮のお酒で鏡開き | 5/24 黒田節 | 5/24 おてもやん | 5/24 津野山神楽「鯛釣り」 |
梼原町での「有間皇子物語」プロローグです(各シーンは本番とは装置・演出等異なる
場合があります)。
5/25 チュンチュン雀さん | 5/25 山口の宝 | 5/25 寒天売り | 5/25 外国の品々 |
5/25 竹細工売り | 5/25 タップダンス | 5/25 手相見 | 5/25 雅楽 |
5/25 うわさ | 5/25 考えがちがう | 5/25 フィナーレ |
続いて梼原町の津野山神楽が演じられました。
5/25 津野山神楽「山探し」その1 | 5/25 津野山神楽「山探し」その2 |
新しい文化と伝統ある文化のコラボレーションは梼原町 のお客様に大変喜んでいただきました。
◎本番を前に稽古にも力が入ります。
ゲストの方々との稽古その1 | ゲストの方々との稽古その2 |
◎稽古の様子、劇団代表のインタビューなどが7月13日朝のサンテレビ「兵庫わいわい」で放送されました。
サンテレビ放送分1 | サンテレビ放送分2 | サンテレビ放送分3 | サンテレビ放送分4 |
サンテレビ放送分5 | サンテレビ放送分6 | サンテレビ放送分7 | サンテレビ放送分8 |
「有間皇子物語」公演へはさくらやまなみバスで山口ホールへお越しください。
詳しくは→市民ミュージカル劇団「希望」へ。