1月10日(日)名来地区でとんどが行われます(写真は過去のものです)。
前の年から直径約1m、高さ約3mの笹の束70束を刈っておき
有馬川沿いの田んぼで乾燥させていました。火勢を強くするため藁の束も用意します。
さらに、1週間前になると高さ約4~5mの松の木を切り出して
それを柱として、周りに笹を置き、番線(太い針金)や竹などで固定します。
また、風で倒れないように、周囲3箇所から番線を張って完成です。
午前9時、今年の歳男の班長が恵方(今年は南南東)から火を点火します。動画はこちら
1時間程でしめ縄や笹は全部燃えてしまい、松の柱だけが残ります。
最近は少なくなりましたが、子供の書初めのお習字を燃やし、燃える時に
上に上がれば字が上手くなると言われています。竹に家から持ってきた餅を
挟んで焼き、今年一年、健康でいられるように、雑煮やぜんざいにして食べます。
とんどの灰は家の外回りに撒くと魔除けになると持ち帰る方もおられます。
「あれだけ苦労して作ったのに、燃えるのはすぐやなぁ」と班長さんたちのつぶやき。
後片付けも大変です。田んぼが汚れないよう、灰は一輪車で名来神社の裏山へ。
燃え残りの番線なども丁寧にひらって、きれいにしてやっとお開きです。