新しい平成の年になったというのに、山口地域から市内中心部へ車で通れる道路がありませんでした。最短ルートの市道盤滝~船坂線は六甲山の山越えの上、悪路でした。
西宮街道の改修は旧山口村当時からの懸案で昭和62(1987)年7月、事業主体となった県が「盤滝トンネル有料道路事業」(3.5km、内トンネル内1.7km)として工事に着手。問題はトンネル工事で予想外の異常出水があったものの平成3年3月に、4年がかりで完成しました。
その後、有料道路を延長。現在の1日の通行台数は1万2,500台で計画時の3倍にのぼっています。大満足のトンネル開通でした。
【宮っ子(山口版)やまぐち異聞録より】