山口中学校は戦後の教育制度の改革に伴い、昭和22(1947)年に山口小学校に併設するかたちで発足し、今年で創立70周年を迎えます。
地域の教育熱心さと努力により、2年後には木造2階建ての旧校舎が旧小学校の横に完成しました。
「昼になると家に帰り、ご飯を食べて、また学校に行った」「運動会は小・中合同でやった」などは旧校舎で学んだ卒業生の語り草です。
旧校舎から白亜の新校舎に移転する時、生徒たちは喜んで机や椅子を運んだそうです。その後、町の発展とともに生徒数も増え、校舎は増改築され、現在の姿になりました。
毎年、開催される「中連体」で「田舎の小さな中学校」と思い知らされたのは遠い昔のこと。今では名実ともに西宮を代表する大きな中学校へと変貌を遂げました。
70周年の山口中学校
【宮っ子(山口版)やまぐち異聞録H29年9.10月号より】