2014年8月に山口ホールで上演され大好評だった、市民ミュージカル劇団「希望」のオリジナルミュージカル『有間皇子物語』が9月8日(木)~9日(金)に阪急西宮北口駅そばの兵庫県立芸術文化文化センターの阪急中ホールにて再演されます。
大化の改新(645年)に時の権力闘争の渦に巻き込まれる有間皇子、山口・有馬・難波・白浜を舞台に繰り広げられる壮大な古代ミュージカルファンタジー。
僅か19歳の生涯、それは悲劇かロマンか、今ミュージカルの中で解き明かされる。
オープニング「山口の里」のシーン |
◎『有間皇子物語』とは?
西暦645年、中大兄皇子と藤原鎌足が大化の改新といわれるクーデターを起こします。当時の孝徳天皇の唯一の皇子で、有馬で生まれその名から「有間」と命名された有間皇子は、次期天皇を狙う中大兄皇子らにとっては当然、邪魔な存在。中大兄皇子らによって、謀反の罪を着せられ、わずか19歳の若さで処刑された悲劇の皇子です。この歴史を劇団希望の主催者の高井良純さんが情感豊かなロマンのあるミュージカルに仕上げました(写真は和歌山県海南市の藤白神社とその近辺にて撮影)。
有間皇子 | 有間皇子神社 | 皇子処刑の地 藤白峠 | 有間皇子のお墓 |
◎山口町との関係
日本書紀に647年(大化3年)秋、孝徳天皇が右大臣、左大臣やお供の者多数を従えて、約3か月もの間有馬温泉に行幸された、という記述があります。その行在所が山口にあったといわれ、当時有間皇子は7歳だったそうです。公智神社のお旅所には「孝徳天皇行在所址」の石碑が建っています。
お旅所横「式内 公智神社」の碑 | 「孝徳天皇行在所址」の石碑 |
◎2014年8月の舞台写真 (今回はホールの大きさが違うため、各シーンの演出は異なるとのことです。ご了承ください)
◎芸術文化センターリハーサル室での稽古も行いました。山口公民館でも本番直前まで厳しい稽古が重ねられます。
◎「有間皇子物語」公演へはさくらやまなみバスで兵庫県立芸術文化センターへ。