昭和27年当時の船坂小学校
・・・・・立派な現校舎(平成22年3月に廃校)
山口地域の自慢の一つは、開校が市内でも一、二番という船坂小学校でした。
廃藩置県や断髪令などで騒然としていた明治5(1872)年、明治政府が学校設立などの学制を公布。その翌年の2月、船坂小学校が開校しました。100世帯ほどの小さな村、遠隔地なのに早々と開校に力を注いだのは村の人たちの勉学への熱意によるものでしょう。
戦争中は運動場を畑に開墾したこともありましたが、戦後は自然の魅力に子どもたちと訪れる学校もありました。
残念なのは過疎化と少子化の波でした。平成15年ごろから児童数が減少、地元も協議して平成22年3月に廃校、137年の歴史を閉じました。
【宮っ子(山口版)やまぐち異聞録より】