今年の10月は曇りや雨の日が半分以上続き、早くも冬の足音が聞こえてきそうな感じがしていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?今回は見えないところで私たちの暮らしを守っている施設を紹介します。
西宮市山口町から見える六甲山系の土壌は風化した崩れやすい花崗岩からできているため、台風や豪雨等で土砂災害が発生しやすい環境です。明治時代以降、国や兵庫県が地域住民が安心に暮らせるように治山・防砂事業を行っています。
今秋、船坂地域に新しい砂防堰堤が完成しました。
この堰堤は金仙寺湖に注ぐ船坂川の上流に作られました。船坂川にはいくつかの堰堤が作られていますが、こちらの堰堤は砂だけでなく土石流発生時に流木や大きな石を防ぐように赤い格子が設けられています。
このような砂防施設のおかげで近年は土石流の被害規模は小さくなっているようですが、雨や台風の時には、災害に対する意識を常に持ち続けたいものです。