中国自動車道の西宮北インターチェンジ(IC)は、山口町の陸の玄関口です。
国土開発の基幹自動車道として、大阪府吹田市から西は山口県下関市まで500kmを超える長大な中国自動車道が完成した昭和50(1975)年、物流センターなどの開発、それに続いて山口町の山林など無人地を切り開き、西宮北ICも産声を上げました。
西日本でも有数の阪神流通センターに隣接し、活発な物資の流れから開設当時から経済効果は抜群でした。
西宮北の西方からは、西へ山陽、北へ舞鶴若狭、南へ神戸淡路鳴門の各自動車道が走り、さらに高槻までの新名神自動車道が開通するなど自動車道の重要な要路にもなっています。
山口町を通過する自動車道の区間はわずかでも、西宮北ICのおかげで町の名前もずいぶんと知られました。
【宮っ子(山口版)やまぐち異聞録より】