異文録を振り返って
古い歴史を持つ山口の今昔を古い写真と新しい写真で分かりやすく紹介しようと、平成27年新年号から連載を始めた「やまぐち異文録」も今号で30回を迎えました。
丸5年にわたる大型企画でしたが、取材にあたり地域の皆さんにいろいろと協力をいただき感謝いたします。
まだまだ多くの歴史遺産がありますが、30回を機に本企画を終了します。
来年からは「山口をゆく」と題して有馬温泉への湯治、旅人の足跡、西部、北部への物流の交差点など多くの旧街道や情緒豊かな遺跡、伝説、歴史などを紹介しますのでお楽しみください。
最後に30回のやまぐち異文録の中から明治時代、富国強兵の国の方針で強い体力づくりのため、当時高価で取得できなかったラケットを山口の篤志家が提供しました。
「教育の山口」の意志を示した心に残る「106年前のテニス少年たち」の写真を再掲して「あとがき」とします。
【宮っ子(山口版)やまぐち異文録 最終回より】